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海外渡航は「出発の1〜2か月前」が肝心|広島市南区・宇品の専門医が渡航前ワクチンを解説|うじな家庭医療クリニック

夏休みや年末年始の海外旅行、留学、海外赴任。出発が決まったら、忘れてはいけないのが渡航前のワクチン接種です。広島市南区・宇品の当院でも、近ごろ渡航前のワクチンについてのご相談が増えています。ここで大切なのは、多くのワクチンは「出発直前」では間に合わないということ。この記事で、種類とスケジュールの基本を整理します。

📍 当院(うじな家庭医療クリニック)は内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療を行う宇品東のかかりつけクリニックです。渡航前のご相談はお早めにどうぞ。

⏰ なぜ「早め」が大切なのか

渡航ワクチンの多くは、接種してすぐに効果が出るわけではありません。免疫が十分につくまでに数日〜数週間かかるものが多く、複数回の接種が必要なワクチンも少なくありません。生ワクチン同士は接種間隔の調整が必要な場合もあります。そのため、出発の少なくとも1〜2か月前には準備を始めるのが安心です。

💉 代表的な渡航ワクチン

渡航先・滞在期間・現地での過ごし方によって、おすすめするワクチンは変わります。代表的なものをご紹介します。

A型肝炎

汚染された飲食物から感染。アジア・アフリカ・中南米に広く存在します。途上国に滞在する方は短期でも検討を。複数回接種で長期の効果が期待できます。

B型肝炎

血液・体液から感染。医療行為や性的接触などが感染経路。流行地域に滞在する方に推奨されます。

破傷風(三種混合など)

傷口から感染し、世界中に存在します。アウトドアやケガのリスクがある旅行で重要。過去の接種から年数が経っている方は追加接種を検討します。

狂犬病

イヌなどの動物の咬傷から感染。発症するとほぼ命に関わります。流行地域に長期滞在する方、動物に接する機会が多い方は出発前接種を。複数回の接種が必要です。

そのほか

麻疹・風疹(MR)、日本脳炎、腸チフス、髄膜炎菌など。渡航先と目的に応じて選びます。黄熱は国が定める指定機関での接種となります。

📝 どのワクチンが必要かは、渡航先・滞在期間・活動内容によって大きく変わります。母子手帳や過去の接種記録をお持ちいただくと、これまでの接種状況をふまえてご案内できます。

🗓️ 準備の流れ

① 1〜2か月前

渡航先・期間を伝えてご相談。必要なワクチンと回数・スケジュールを決めます。

② 計画的に接種

複数回・複数種類のワクチンを、間隔を調整しながら接種します。

③ 出発

必要な接種を終えて、安心して出発を。

渡航前ワクチンは自由診療(自費)です。「いつ・どこへ・どのくらい行くのか」が決まったら、できるだけ早めにご相談ください。あわせて健康診断・出発前の体調チェックもご利用いただけます。なお、登山や高地への旅行を予定されている方には、高山病についての関連コラムも順次公開しています。

監修

瀬尾 卓司(せお たくじ)

がん薬物療法専門医・家庭医療専門医・総合診療指導医

うじな家庭医療クリニック 院長
〒734-0003 広島県広島市南区宇品東6-2-47
TEL:082-256-4500
診療科目:内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療