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【広島市南区】いぼの液体窒素治療とは?適応と通院の流れ|うじな家庭医療クリニック
「手足に小さなできものができて、少しずつ増えてきた」「うおのめだと思って削っていたら悪化した」——夏になると、こうした「いぼ」のご相談が増えます。プールや素足で過ごす機会が増えるこの季節は、ウイルス性いぼがうつりやすく、また人目につきやすくなって受診のきっかけになる時期でもあります。
今回は、いぼ治療の代表的な方法である液体窒素凍結療法について、どんなできものが対象になるのか(適応)、痛みや通院回数の目安、注意点までを解説します。
❄️ 液体窒素凍結療法とは
液体窒素凍結療法は、約−196℃の液体窒素を綿棒やスプレーで患部にあて、いぼの組織を凍結させて壊し、体の免疫反応も利用しながら少しずつ小さくしていく治療です。ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅など)に対しては保険診療で受けられる標準的な治療のひとつで、特別な器械や入院は不要、外来で数分で終わります。
ポイント:1回で取り切れることは少なく、1〜2週間ごとに複数回くり返して治療するのが一般的です。効果の出方には個人差があります。
✅ 液体窒素の適応となる主なできもの
🖐 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい/ウイルス性いぼ)
ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の小さな傷から入り込んでできる、最も代表的ないぼです。手指・足の裏・膝などにできやすく、放置すると数が増えたり、家族にうつることもあります。
🦶 足底疣贅(そくていゆうぜい)
足の裏にできるウイルス性いぼです。体重で押しつぶされて平らになるため、うおのめ・たこと間違われやすいのが特徴です。自己判断で削ると悪化や拡大の原因になるため、見分けがつかない場合は受診をおすすめします。
👦 青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)
顔や手の甲にできる、平らで小さないぼです。若い方に多く、かみそり負けなどをきっかけに線状に増えることがあります。部位や状態によって治療方法を検討します。
👴 脂漏性角化症(老人性いぼ)
加齢に伴ってできる茶色〜黒色の盛り上がりで、ウイルス性ではありません。顔・頭・体幹など日光にあたる部位に多く、良性ですが、液体窒素治療の対象になります。ただし悪性のできものとの見分けが重要なため、まず診察で確認します。
💧 伝染性軟属腫(水いぼ)※選択肢のひとつ
お子さまに多い水いぼは、自然に治ることも多い一方、プールの季節を前に治療を希望されるケースもあります。ピンセットによる摘除や経過観察など複数の選択肢があり、液体窒素はそのひとつです。お子さまの年齢や数、ご家族のご希望をうかがって一緒に方針を決めます。
⚠️ 液体窒素が適さない・注意が必要なケース
- ほくろ:液体窒素の対象ではありません。変化のあるほくろは診察で確認が必要です。
- 悪性が疑われるできもの:急に大きくなる、形がいびつ、色むらがある、出血するなどの場合は、凍結治療の前に診断が優先です。必要に応じて皮膚科専門医へご紹介します。
- 顔など色素沈着が目立ちやすい部位:治療後に一時的な色素沈着・色素脱失が残ることがあり、部位によっては他の方法を検討します。
- 血流の悪い足(糖尿病・閉塞性動脈硬化症など):傷の治りに注意が必要なため、慎重に判断します。
🏥 治療の流れと通院の目安
- 診察:いぼの種類を確認し、液体窒素が適しているか判断します。
- 凍結処置:綿棒などで液体窒素を数秒〜十数秒あてます。処置自体は数分で終わります。
- 経過:処置後は軽い痛みやヒリヒリ感、水ぶくれができることがあります。多くは数日でおさまります。
- 再診:1〜2週間ごとに処置をくり返します。いぼの大きさ・部位・種類によって必要な回数は異なり、数回で改善する方もいれば、根気強い通院が必要な方もいます。
💡 治療間隔が空きすぎると、いぼが再び大きくなって振り出しに戻ることがあります。通院を続けやすいかかりつけの近さも、いぼ治療では大切なポイントです。
❓ よくあるご質問
Q. 痛いですか?
凍らせる瞬間にチクッとした痛みやヒリヒリ感があります。数秒〜数十秒の処置で、多くの方は我慢できる程度ですが、足の裏など皮膚の厚い部位はやや痛みを感じやすい傾向があります。
Q. 子どもでも受けられますか?
受けられます。当院は内科・小児科のクリニックですので、お子さまのいぼ・水いぼのご相談も多くいただいています。痛みへの不安が強いお子さまには、あて方や治療方針を調整しながら進めます。
Q. 治療した日にお風呂やプールは入れますか?
入浴は当日から可能です(患部をゴシゴシこするのは避けてください)。プールは水ぶくれや傷がある間は控えていただくのが安心です。診察時に個別にご案内します。
Q. 市販のいぼ治療薬ではだめですか?
市販薬が合う場合もありますが、うおのめ用の薬をウイルス性いぼに使って悪化するケースや、そもそもいぼではない(別の病気だった)ケースもあります。増えている・治らない場合は一度ご相談ください。
🌻 夏は「いぼがうつりやすい・気になりやすい」季節です
プールサイドや共用マット、素足で過ごす場面が増える夏は、足底疣贅や水いぼの相談が増える時期です。また、夏は皮膚トラブル全般が増える季節でもあります。あせもや虫刺されを掻きこわして起こる「とびひ」や、汗で悪化する皮膚の感染にも注意が必要です。関連コラム「夏に増える子どもの皮膚感染症・とびひ」「熱中症の予防と対策」もあわせてご覧ください。
参考・関連情報(外部リンク)
📍 いぼ・水いぼのご相談は、うじな家庭医療クリニックへ
「これはいぼ?ほくろ?うおのめ?」——自己判断が難しいできものこそ、お気軽にご相談ください。診察のうえ、液体窒素治療が適しているかを含めてご説明します。
うじな家庭医療クリニック(内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療)
〒734-0003 広島県広島市南区宇品東6-2-47
TEL:082-256-4500
監修
瀬尾 卓司(うじな家庭医療クリニック 院長)
がん薬物療法専門医・家庭医療専門医・総合診療指導医
内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療
〒734-0003 広島県広島市南区宇品東6-2-47/TEL:082-256-4500