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【広島市南区】ED治療薬の違い・選び方・費用|うじな家庭医療クリニック

 

「最近、硬さが足りない」「途中でなえてしまう」――そんな悩みを、誰にも相談できずにいませんか。ED(勃起不全)は年齢とともに増える身近な症状で、高血圧や糖尿病など、体の血管の状態と関係していることもあります。

この記事では、当院で処方しているED治療の飲み薬(3つの成分・5つの規格)の違いと選び方、飲めない方、副作用、費用までをまとめました。

📋 この記事でわかること

  • ED治療の飲み薬のしくみ
  • 3つの成分の違いと選び方
  • 飲めない方・注意が必要な方
  • 副作用と、すぐに受診してほしいサイン
  • ネット通販・個人輸入をおすすめしない理由
  • 当院での費用と受診の流れ

🩺 EDは「相談していい」症状です

EDとは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態のことです。年齢による変化に加えて、ストレスなどの心理的な要因や、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などが関わっていることがあるとされています。

これらは動脈硬化にもつながる要因です。EDをきっかけに、血圧や血糖、コレステロールなど、全身の健康状態を見直す方もいらっしゃいます。

当院は内科のかかりつけ医として、持病や飲んでいるお薬をふまえてED治療のご相談をお受けしています。ED治療薬は、飲み合わせや心臓への負担の確認が欠かせない薬です。ふだんの体の状態を知っている医師に相談できることは、安全面でも安心につながります。

💊 ED治療の飲み薬はどう効く?

いま日本でED治療に使われている飲み薬は、「PDE5(ピーディーイーファイブ)阻害薬」と呼ばれるグループです。性的な刺激があったときに陰茎への血流を助け、勃起が起こりやすく、続きやすくなるようにはたらきます。

ポイント:飲むだけで勃起する薬でも、性欲を高める薬(催淫剤)でもありません。性的な刺激があってはじめて効果があらわれます。

国内で承認されている成分は、シルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィルの3つです。当院では、3成分とも国内で承認された後発医薬品(ジェネリック医薬品)を処方しています。

※先発医薬品は、シルデナフィルが「バイアグラ®」、バルデナフィルが「レビトラ®」、タダラフィルが「シアリス®」で、それぞれ同じ有効成分です。

⚖️ 3つの成分の違いと選び方

3つの成分は、いずれも臨床試験で有効性が報告されています。「どれがいちばん効くか」というより、飲むタイミング、食事との関係、効果の続き方の違いから、生活のリズムや体の状態に合わせて選びます。

シルデナフィルバルデナフィルタダラフィル
当院の規格25mg・50mg10mg・20mg20mg
飲むタイミング性行為の約1時間前性行為の約1時間前性行為の約1時間前
食事の影響受けやすい
(空腹時がおすすめ)
標準的な食事なら
受けにくい
受けにくい
(食事の有無を問わず服用可)
効果の続き方(目安)数時間程度数時間程度服用後36時間まで効果が認められている
特徴長く使われてきた成分血中濃度のピークが早め(約45分)作用時間が長い

シルデナフィル(25mg・50mg)

食前(空腹時)向き予定に合わせて使う方に

長く使われてきた成分です。食事と一緒に飲むと、空腹時に比べて効き始めが遅れることがあるため、食前の空腹時に飲むのが向いています。

65歳以上の方、肝臓の病気のある方(重い場合は服用できません)、重い腎臓の病気のある方は、少ない量(25mg)から始めることが添付文書で定められています。

バルデナフィル(10mg・20mg)

効き始めが早め食後でも使いやすい

服用後、血液中の濃度がピークになるまでの時間が短いタイプです(日本人のデータで約45分)。標準的な食事の直後に飲んでも吸収への影響はみられなかったと報告されています(海外のデータ)。ただし、脂肪分の多い食事の直後は、効き始めが遅れる可能性も指摘されています。

一方で、一緒に使えないお薬が3成分のなかでは多めの成分です(下の「飲めない方」をご覧ください)。65歳以上の方や、肝臓の働きが中等度に低下している方は、少ない量から始めることが添付文書で定められています。

タダラフィル(20mg)

食事の影響を受けにくい時間を気にせず過ごしたい方に

服用後36時間まで効果が認められている、作用時間の長いタイプです(添付文書より)。食事の有無にかかわらず飲むことができ、週末など、時間を気にせず過ごしたい方に選ばれることが多い成分です。

腎臓や肝臓の働きが低下している方、一部のお薬を使っている方は、使える量や飲む間隔に制限があります。

📏 用量について

どの成分も、飲むのは1日1回まで、次に飲むまで24時間以上あけるのが決まりです。年齢、肝臓・腎臓の働き、一緒に飲んでいるお薬によっては、少ない量から始めたり、使える量に上限があったりします。どの成分を何mg使うかは、診察のうえ医師が判断します。

⚠️ 飲めない方・注意が必要な方

ED治療薬は、使い方を誤ると急激な血圧低下など、重い副作用につながることがあります。次に当てはまる方は服用できません。

3つの成分すべてで服用できない方

  • 狭心症などで硝酸薬(ニトログリセリンの舌下錠・スプレー・貼り薬、硝酸イソソルビドなど)やニコランジルを使っている方
  • 肺高血圧症などの治療薬「リオシグアト」を使っている方
  • 心臓病などで、性行為そのものが体の負担になると考えられる方
  • 最近、心筋梗塞・脳梗塞・脳出血を起こした方(目安は6か月以内。タダラフィルの心筋梗塞は3か月以内)
  • 血圧が低すぎる方(90/50mmHg未満)、治療で管理されていない高血圧の方(安静時で170/100mmHgを超える)
  • 重い肝臓の病気のある方
  • 網膜色素変性症の方
  • 過去にその成分で過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方

成分によって服用できない方

  • シルデナフィル:不整脈の飲み薬「アミオダロン」を使っている方
  • バルデナフィル:生まれつきの不整脈(QT延長症候群)のある方、不安定狭心症のある方、人工透析を受けている方、一部の不整脈の薬・HIVの薬・抗真菌薬(イトラコナゾールなど)・新型コロナウイルス感染症の飲み薬(パキロビッド®、ゾコーバ®)を使っている方
  • タダラフィル:不安定狭心症のある方、性交中に狭心症を起こしたことがある方、コントロールされていない不整脈のある方

💡 量の調整などが必要になることがある方

  • 前立腺肥大症の薬(α遮断薬:タムスロシンなど)や血圧の薬を飲んでいる方
  • 一部の抗菌薬(クラリスロマイシン、エリスロマイシンなど)、抗真菌薬、HIVの薬を使っている方
  • 心臓の病気・高血圧・糖尿病などで治療中の方
  • タダラフィルは、グレープフルーツジュースでも血中濃度が上がることがあります

受診の際は、お薬手帳(または飲んでいるお薬がわかるもの)を必ずお持ちください。市販薬やサプリメントも含めてお知らせください。

🚨 副作用と、すぐに受診してほしいサイン

よくみられる副作用は、顔のほてり・赤み、頭痛、鼻づまり、動悸、胃のむかつき(消化不良)などです。タダラフィルでは背中や筋肉の痛み、シルデナフィルでは色の見え方の変化やまぶしさが出ることもあります。気になる症状が続く場合はご相談ください。

次の症状が出たら、すぐに受診してください

  • 勃起が4時間以上続く(放置すると勃起機能を損なうおそれがあります)
  • 急に見えにくくなった、視力が落ちた(服用をやめ、すぐに眼科へ)
  • 急に聞こえにくくなった(耳鳴りやめまいを伴うこともあります)
  • 胸の痛みや強い息苦しさ(迷わず119番を。救急隊や医師には「ED治療薬を飲んだこと」を必ず伝えてください。硝酸薬が使えなくなるためです)

✅ 服用のルール

  • 1日1回まで。次に飲むまで24時間以上あける
  • 効かなかったからといって、追加で飲まない
  • 2種類のED治療薬を一緒に使わない
  • めまいや見え方の変化が出ることがあるため、車の運転や高い所での作業に注意する
  • お酒の飲みすぎに注意する(めまいや立ちくらみが出やすくなることがあります)
  • 性感染症を防ぐ効果はありません

🛑 ネット通販・個人輸入はおすすめしません

「病院に行くのは恥ずかしい」と、インターネットの個人輸入でED治療薬を買う方がいます。しかし、厚生労働省の調査では、個人輸入で販売されていた「海外製」をうたうED治療薬10製品のうち4製品から表示と異なる医薬品成分が検出され、偽造品と判明しています(厚生労働省 あやしいヤクブツ連絡ネットの啓発資料)。

また、個人輸入した医薬品で健康被害が起きても、公的な救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象にはなりません(厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」)。国内で承認された医薬品を正しく使ったにもかかわらず、入院が必要になるほどの副作用などが起きた場合は、救済の対象になります(PMDA 医薬品副作用被害救済制度Q&A)。

なお、2026年8月末からは、タダラフィルの市販薬(要指導医薬品)を、薬剤師の確認のもとで薬局・ドラッグストアで購入できるようになりました。持病がある方、ほかにお薬を飲んでいる方、ほかの成分も含めて相談したい方は、医師にご相談ください。

💴 当院での費用(自由診療)

当院のED治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。

成分・規格1錠あたり(税込)
シルデナフィル 25mg500円
シルデナフィル 50mg700円
バルデナフィル 10mg950円
バルデナフィル 20mg1,100円
タダラフィル 20mg1,000円
  • 診察料はかかりません(お薬代のみ)
  • 1錠から処方できます
  • いずれも国内で承認された後発医薬品(ジェネリック医薬品)です

治療内容:問診(症状、持病、服用中のお薬の確認)などを行い、医師が処方の可否と成分・用量・錠数を判断します。

主なリスク・副作用:顔のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸、消化不良など。まれに、4時間以上続く勃起、急な視力・聴力の低下などが報告されています。硝酸薬などとの併用で、急激な血圧低下を起こすおそれがあります。

※処方の可否、成分・用量・錠数は、診察のうえ医師が判断します。

※効果や副作用のあらわれ方には個人差があります。

※価格は2026年10月時点のものです。

🗓️ 受診の流れ

STEP 1 ご予約

Web予約、またはお電話(082-256-4500)でご予約ください。

STEP 2 診察

問診とお薬の確認を行います。お薬手帳をお持ちください。

STEP 3 処方・お会計

お支払いはお薬代のみです。

高血圧や糖尿病などで当院に通院中の方は、ふだんの持病やお薬をふまえてご相談いただけます。

📝 まとめ

  • ED治療の飲み薬は3成分。飲むタイミング・食事との関係・効果の続き方で選びます
  • 硝酸薬を使っている方など、服用できない方がいます。お薬手帳を持って受診を
  • 偽造品のおそれがある個人輸入は避け、医療機関で国内承認の薬を
  • 当院では1錠500円〜1,100円(税込・診察料なし)。処方の可否・用量は医師が判断します

参考資料

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状やお薬については医師にご相談ください。

CONSULTATION

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EDのご相談も、持病や服用中のお薬をふまえて診察します。宇品・元宇品・出島など広島市南区の皆さま、お気軽にご相談ください。

院長診察日:火曜午前・水曜・木曜午後・金曜・土曜

所在地:広島市南区宇品東6-2-47

TEL:082-256-4500

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監修:瀬尾卓司(がん薬物療法専門医・家庭医療専門医・総合診療指導医)

うじな家庭医療クリニック 院長
診療科目:内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療
〒734-0003 広島県広島市南区宇品東6-2-47/TEL:082-256-4500