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「涼しくなってきたら、夜になると咳き込むようになった」「台風が近づくと、ゼーゼーし始める」——そんなお子さんの様子に心当たりはありませんか。
実は、秋(9月〜11月)は1年の中で子どもの喘息発作が最も増えやすい季節とされています。今回は、なぜ秋に喘息が悪化しやすいのか、そしてご家庭でできる対策について、広島市南区宇品の「うじな家庭医療クリニック」院長が解説します。
なぜ秋に喘息発作が増えるのか?4つの理由
① ダニアレルゲンの増加
ダニは高温多湿の夏に繁殖のピークを迎え、秋になると寿命を終えます。実は、生きたダニよりもダニの死骸やフンが細かく砕けたもののほうが吸い込みやすく、アレルギー症状を引き起こしやすいと考えられています。夏に増えたダニの死骸が秋の室内にたまることが、喘息悪化の大きな要因のひとつです。
② 台風・低気圧による気圧の変化
台風シーズンの9月〜10月は、気圧が大きく変動します。気圧が下がると気道が敏感になり、発作が誘発されやすくなることが報告されています。「台風が来る前の日に決まって咳き込む」というお子さんは少なくありません。
③ 朝晩の寒暖差・冷たい空気
秋の広島は日中と朝晩の気温差が大きく、10℃近く差が出る日もあります。冷たく乾燥した空気を急に吸い込むと、気道が刺激されて咳や喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)が出やすくなります。運動会や屋外での練習が重なる時期でもあり、運動誘発の症状にも注意が必要です。
④ 風邪などの感染症の流行
秋から冬にかけては、ライノウイルスやRSウイルスなど、気道の感染症が増える季節です。子どもの喘息発作の多くは、風邪をきっかけに起こるとされており、「風邪をひくたびにゼーゼーする」場合は喘息が隠れている可能性があります。
こんな症状は要注意——受診の目安
- 夜間や明け方に咳き込んで目が覚める
- 呼吸のたびにゼーゼー・ヒューヒューと音がする
- 走ったり笑ったりした後に咳が続く
- 風邪のあと、咳だけが2週間以上続く
- 肩で息をする、息を吸うときに小鼻が開く・胸がぺこぺこへこむ
特に最後の項目(陥没呼吸)が見られる場合は、発作が強いサインです。夜間でも早めの受診をご検討ください。
ご家庭でできる秋の喘息対策
寝具とお部屋のダニ対策
- 寝具に掃除機をかける(週1回以上が目安)
- シーツ・枕カバーはこまめに洗濯する
- 寝室の床の掃除機がけ・拭き掃除
- ぬいぐるみは洗えるものを選び、定期的に洗濯する
生活面の工夫
- 朝晩の冷え込みに合わせて、はおるものを1枚用意する
- 手洗い・うがいなど風邪予防を徹底する
- インフルエンザワクチンの接種を検討する(詳しくは[内部リンクURL:子どものインフルエンザ予防接種の記事]をご覧ください)
最も大切なのは「治療を自己判断でやめないこと」
喘息の治療で処方される長期管理薬(吸入薬など)は、環境再生保全機構「小児ぜん息基礎知識」でも解説されているとおり、症状がないときも気道の炎症を抑え続けるためのお薬です。夏の間は調子が良かったからと自己判断で中断してしまうと、秋の悪化シーズンに発作を起こしやすくなります。「最近使っていなかった」という場合も、悪化シーズンの前にぜひ一度ご相談ください。
うじな家庭医療クリニックの小児喘息診療
当院は内科・小児科を掲げる家庭医療のクリニックとして、お子さんの喘息の診断から長期管理、吸入指導まで対応しています。日本のガイドラインに沿った治療を基本とし、保護者の方の不安や疑問にも丁寧にお答えします。
また、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなど、喘息のお子さんに合併しやすいアレルギー疾患についても、あわせてご相談いただけます(関連記事:[内部リンクURL:子どものアトピー性皮膚炎の記事]、[内部リンクURL:食物アレルギーの記事])。
参考リンク(外部サイト)
お子さんの咳・ゼーゼーが気になったら
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院長診察日:火曜午前・水曜・木曜午後・金曜・土曜
うじな家庭医療クリニック
〒734-0003 広島県広島市南区宇品東6-2-47
TEL:082-256-4500
監修:瀬尾卓司(がん薬物療法専門医・家庭医療専門医)
うじな家庭医療クリニック 院長。家庭医療専門医・がん薬物療法専門医・総合診療指導医。内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療を通じて、広島市南区宇品エリアの地域医療に取り組んでいます。