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インフルエンザ予防接種2026|料金・接種回数・フルミストのご案内【広島市南区宇品】|うじな家庭医療クリニック

こんにちは。広島市南区宇品の「うじな家庭医療クリニック」です。

⚠️ 今シーズンは例年よりインフルエンザの流行の立ち上がりが早いことが懸念されています。当院では流行入りに間に合うよう、2026年9月12日(土)から接種を開始します。ご予約は9月5日(土)から受付です!

この記事では、今年の接種スケジュール・料金に加えて、「うちの子は何回打てばいいの?」という毎年多いご質問について、2025年に発表された最新の研究データも交えて解説します。

💉 今シーズンの接種概要

注射ワクチン(不活化)
生後6ヶ月〜
3,500円
/回(税込)
フルミスト(点鼻)
2歳〜18歳
9,000円
1回で完了(税込)
  • 9月5日(土)〜 ご予約受付スタート
  • 9月12日(土)〜 接種スタート
※65歳以上の方の定期接種(広島市の公費助成)は、令和8年度の実施内容が9月下旬頃に広島市から発表される予定です。決まり次第、当院ホームページでもご案内します。

🧒 接種回数の基本(日本での標準)

年齢回数接種間隔
生後6ヶ月〜13歳未満2回2〜4週間あけて
(4週間が望ましい)
13歳以上1回
フルミスト(2歳〜18歳)1回

📊 「2回目」はどれくらい大事? 最新エビデンスから

実は、接種回数を決めるうえで大切なのは年齢だけではありません。米国の小児科学会(AAP)や予防接種諮問委員会(ACIP)は、「年齢」と「これまでの接種歴」の組み合わせで回数を判断するよう推奨しています。

  • 生後6ヶ月〜8歳で、これまでに合計2回以上受けたことがないお子さま → その年は4週間以上あけて2回
  • 同じ年齢でも、過去に合計2回以上の接種歴があるお子さま → その年は1回で十分
  • 9歳以上 → 毎年1回

背景には、「初めてワクチンに出会う子どもは、1回目で免疫の下地をつくり(プライミング)、2回目でしっかり抗体を上げる必要がある」という免疫学的な理由があります。

2回目の効果は「小さいお子さまほど大きい」

2025年にJAMA Network Openに発表された、初めてインフルエンザワクチンを受ける子どもを対象とした大規模なメタ解析(51研究・約41万人)では、3歳未満のお子さまで次の結果が示されました。

14%1回だけの予防効果
41%2回接種した場合

2回目まで受けることで予防効果は28ポイントも上乗せされ、この差は統計学的にも有意でした。米国の別の研究でも、6ヶ月〜2歳の初回接種児では2回接種53%に対し1回では23%という結果が報告されています。

👨‍⚕️ ここがポイント
2回目の接種がもっとも効いてくるのは、初めて接種する小さなお子さま(特に3歳未満)です。「1回打ったからひとまず安心」ではなく、4週間あけて2回目まで流行前に終えることが、この年齢のお子さまを守るいちばんの近道です。逆に、毎年きちんと接種していて接種歴が十分な年長のお子さまでは、1回でも一定の効果が期待できます。

当院では日本の標準用法(13歳未満は2回)を基本に、お子さまの接種歴を踏まえて診察時に最適な回数を個別にご相談いただけます。

スケジュールの目安

2回接種が必要なお子さまは、1回目をできるだけ早く(9月中がおすすめ)受け、4週間あけた2回目を流行本格化の前に完了させるのが理想です。今年のように流行の立ち上がりが早い年は、なおさら前倒しをおすすめします。

👃 フルミストとは? 注射との違い

フルミストは、鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチン(経鼻弱毒生ワクチン)です。

  • 注射をしません。針を使わないので、注射が苦手なお子さまでも受けやすいワクチンです。
  • 1回で完了します。2回通う必要がありません。
  • 鼻の粘膜に免疫をつくります。ウイルスの入り口である鼻・のどの粘膜で防御する仕組みが期待されています。
  • 予防効果は注射と同程度です。小児での大規模な解析で、注射型とほぼ同等の効果と報告されています。
※フルミストは弱毒化した生ワクチンのため、重い喘息のあるお子さまや免疫が低下している方には注射ワクチンをおすすめするなど、体質によって向き不向きがあります。迷われる場合は診察時にお気軽にご相談ください。

⏰ 接種のタイミング

ワクチンの効果は接種後およそ2週間で立ち上がり、約5ヶ月持続するとされています。例年の流行は12月〜3月ですが、今年は前倒しの流行が懸念されるため、9〜10月の接種開始が安心です。受験生のいるご家庭や、ご高齢のご家族と同居されている方は、ご家族そろっての早めの接種をおすすめします。

🎗️ がん治療中の方・ご家族の方へ

当院はがん薬物療法専門医が在籍し、がん治療中の方のワクチン接種のご相談にも対応しています。化学療法中でも不活化ワクチン(注射タイプ)は接種可能で、重症化予防のためむしろ推奨されます。接種のタイミングは治療スケジュールに合わせて調整しますので、外来でご相談ください。ご家族の接種も、患者さんを守るうえでとても大切です。

関連コラム:がん治療中の方の感染症予防について

📅 ご予約方法

WEBWeb予約は「デジスマ診察券」アプリからのみ受付(9月5日〜)
TEL082-256-4500(お電話でのご予約も可能です)
💡 デジスマ予約がおすすめ!
デジスマからご予約いただくと、お会計はアプリで自動決済。接種後に院内でお待ちいただく必要がなく、そのままお帰りいただけます。混雑を避けたい方・お子さま連れの方に特におすすめです。

窓口でお支払いをしてからお帰りになりたい方は、お電話でのご予約をご利用ください。

ご家族での同日接種や、他のワクチン(コロナワクチン等)との同時接種のご相談も可能です。2回接種のお子さまは、1回目のご来院時に2回目のご予約もお取りいただけます。


うじな家庭医療クリニック
広島県広島市南区宇品東6-2-47
TEL:082-256-4500
診療内容:内科・小児科・がん薬物療法・在宅診療

監修:瀬尾卓司(がん薬物療法専門医・家庭医療専門医・総合診療指導医)

参考文献:
1. Goldsmith JJ, et al. JAMA Netw Open. 2025;8(10):e2535250.
2. Chung JR, et al. JAMA Pediatr. 2020;174(7):705-713.
3. American Academy of Pediatrics, Committee on Infectious Diseases. Recommendations for Prevention and Control of Influenza in Children, 2026-2027. Pediatrics. 2026.
4. Wall DJ, et al. Pediatrics. 2021;147(6):e2020019901.