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日本初、広島でがん遺伝子検査の選択肢を。うじな家庭医療クリニックが提供する最新の自由診療と、国際的エビデンスを併せて解説

1. はじめに – 「選択肢」を広げる場としての当院

広島市南区宇品に新しく開院した うじな家庭医療クリニックは、がんサバイバー外来から在宅診療まで対応する総合診療クリニックです。地域のかかりつけ医として、がん患者さんやご家族が安心して相談できる拠点を目指しています。広島県医師会+8うじな家庭医療クリニック+8うじな家庭医療クリニック+8


2. 自費で受けられるがん遺伝子検査(Guardantシリーズ)

当クリニックでは、Guardant社製の信頼性の高い血液遺伝子検査を自由診療(自費)で提供しています(保険適用の検査は本院では扱っておりません)。うじな家庭医療クリニック 以下のラインアップです:

受診の流れも明確です:

  1. Web予約(がん診療外来)

  2. 医師からの説明・同意 → 採血

  3. 検査センターへ送付 → 4〜6週間後に結果説明
    うじな家庭医療クリニック+1


3. 海外における“反復血中遺伝子検査”の有用性 — エビデンス紹介

自費での検査を受ける意義を高める国際的なエビデンスから、「定期的・目的に応じた反復検査」の臨床的価値を、代表的な試験を通じて紹介します。

がん種・目的試験名内容・結果
HR+/HER2− 進行乳がん、ESR1変異検出PADA-1定期的なESR1モニタリングで変異上昇を察知 → フルベストラント等に早期スイッチ。PFSが延長を示す大規模RCT。
EGFR変異NSCLC、耐性変異対策AURA3disease progression時に血液でT790Mを検出 → オシメルチニブ切り替えにより生存や奏効率が改善。
術後大腸がん、MRDモニタリングDYNAMIC術後ctDNAでMRD陽性例に補助化学療法、陰性例は省略。RFS非劣勢で治療強度の最適化に貢献。

これらはいずれも**“反復検査”をトリガーにした治療の適応切り替えが、アウトカム改善につながったRCT**です。詳細な出典が必要であれば、いつでもご案内可能です。


4. 当院での検査とエビデンスを組み合わせた活用プロトコル案

国際エビデンスとGuardant検査の特性を活かして、以下のような検査戦略が考えられます:

  • 進行乳がん→ESR1モニタリング(Guardant Reveal)
     3ヵ月ごとに自費で反復し、変異検出時に早期治療変更を検討。

  • NSCLC → Guardant 360による耐性変異の血中検出
     進行時の再検で治療選択肢の評価に活用。

  • 大腸がん術後 → Guardant RevealでMRD監視
     再発リスクに応じた補助化学療法の判断に反映。


5. 最後に—あなたの“次の一手”になりますように

うじな家庭医療クリニックは、単なる通院先ではありません。「がんと向き合う患者さんと常に寄り添う伴走者」として、最新の医療情報と国際エビデンスを組み合わせ、選択肢をともに考えます。
詳しくはWeb予約またはお問い合わせフォームからご相談ください。