CANCERがん遺伝子検査
がん遺伝子検査とは
がんは遺伝子の変化によって発症する病気です。
がんの発症に関わる遺伝子に変化がないかどうかを調べるのが「がん遺伝子検査」です。
遺伝子パネル検査とは？
がん治療の先進国であるアメリカでは、次世代シークエンサーという装置を使い、たくさんの「がん関連遺伝子」を一度に解析する遺伝子パネル検査が医療利用されています。
遺伝子のセット（パネル）を使うことで、これまでの1種類の遺伝子に絞った検査ではわからなかった変化を捉えやすくなります。
日本では2019年6月より、がん遺伝子パネル検査が健康保険の適用対象となりました。
※当院では保険診療での検査は対応しておらず、自費診療のみとなります。
うじな家庭医療クリニックでできる
がん遺伝子検査
当院では、がん遺伝子検査を行っています。
厚生労働省から承認され、検査の信頼性が高いガーダントヘルスジャパン株式会社の検査を採用しています。
当院でがん遺伝子検査を受けていただくことにより、個別の健診を推奨できます。
また治験や臨床試験へのご紹介ができる場合は、専門病院へおつなぎいたします。
がん遺伝子医療やパネル検査について詳しく知りたい方は、おしえてがんゲノム医療（中外製薬）も合わせてご覧ください。
01Guardant Shield
（ガーダント シールド）
検査対象となるのは、大腸がんです。採血だけで、大腸がんを診断できます。
現在の日本の大腸がん検診は便潜血が陽性であれば大腸内視鏡検査を行うことになっています。
しかし、便潜血が陽性であっても大腸がんが実際には見つからないこと(偽陽性)も多く、大腸内視鏡検査は苦痛を伴うため、もう受診したくないという方もいます。
Guardant Shieldで陽性となった場合には90～100%の確率で大腸がんが見つかります。
この検査を受けることで、大腸内視鏡検査を受ける後押しをすることができます。陰性であれば、大腸内視鏡検査を積極的に受ける必要はなくなります。
| 検査・外来説明費用 | 275,000円 |
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02Guardant Reveal
（ガーダント リビール）
検査対象となるのは、肺がん、乳がん、大腸がんです。採血だけで診断できます。
大腸がん、肺がん、乳がんの治療後に血液中に残っているがん遺伝子があるかどうかを調べます。
これを調べることにより、再発しやすい状態なのか、再発している可能性があるかどうかなどを判断することができます。
| 検査・外来説明費用 | 275,000円 |
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03Guardant 360
（ガーダント 360）
検査対象となるのは、がんに関連した83遺伝子についてです。採血だけで診断ができます。
早期がんと血液のがん（白血病）などは対象外です。
通常は進行がんで多発転移のある患者さんや「がん組織」がない場合、骨など採取できない場合には、組織検査でがんの診断ができません。
しかし、ガーダント360は血液のみで診断できるため、負担なくスピーディに検査をすることができます。
| 検査・外来説明費用 | 590,000(税込)円 |
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受診の流れ
01予約
検査・受診を希望される方は、Web予約の【がん診療外来】からご予約ください。
02受診（1回目）：検査の説明
予約時間の少し前に、ご来院ください。担当医より、検査の説明を行います。
もしあれば、これまでの治療歴などが分かる資料をお持ちください。
紹介状は必須ではありませんが、あれば助かります。
03受診（2回目・1回目と同時も可）：検査への同意
検査に同意いただければ、検査開始です。
当院で採血した血液を検査センターへ郵送し、がん遺伝子パネル検査を行います。
04受診（3回目）：検査結果の説明
検査申し込み日より4～6週間後に、がん遺伝子パネル検査の結果説明をします。
