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喘息の症状と治療法:アレルギーとの関係とは?
喘息は、咳き込みや痰、息苦しさ、そして呼吸時のゼーゼー・ヒューヒューという音(特に夜間に多い)などが現れる病気です。この症状は、アレルギーによる気道の炎症が原因で引き起こされます。
喘息の歴史と治療の進歩
1980年代までは、有効な治療薬が少なく、喘息による死亡者が多かったのが現状です。しかし、吸入ステロイド薬の開発により、喘息による死亡者数は劇的に減少しました。それでも、アレルギー性疾患の増加と共に、喘息の有病率は依然として増加しています。
小児喘息と成人喘息
一般的に小児喘息がよく知られていますが、小児喘息の約70%は成人になるまでに寛解します。それでも、成人になってから初めて発症する喘息も多く、喘息患者の半数程度は中高年になってから症状を経験します。
喘息の悪化要因
喘息はダニやホコリ、ペットの毛やタバコ、ストレス、ウイルスなどの感染症が悪化要因として知られています。また、季節の変わり目には花粉や黄砂、寒暖差、気圧の変化(台風や梅雨・霧など)が影響し、症状が悪化しやすいです。
適切な治療で日常生活を快適に
喘息は適切な治療を行えば、喘息のない人と変わらない日常生活を送ることができます。当院では、肺活量や呼気中一酸化窒素検査(呼気NO検査)などを用いて、気道が狭くなっていないか、気道で炎症が起こっていないかを検査します。
もし、このような症状をお持ちの場合は、ぜひ当院でご相談ください。適切な診断と治療で、快適な生活を取り戻しましょう。