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高額療養費制度の改正について、広島市南区の家庭医が伝えたいこと|うじな家庭医療クリニック

2026年8月から、高額療養費制度の自己負担限度額が引き上げられることが決定しました。第1段階として2026年8月、第2段階として2027年8月と、2段階に分けて実施される予定です。 Moneiro

所得に応じた月ごとの自己負担上限額が7〜38%程度引き上げられ Jiji、たとえば年収約370万〜770万円の方の月額上限は現行の約8万100円から、2026年8月以降は約8万5800円に増額となります。 Jmedj

この制度改正について、私・瀬尾卓司は反対の立場を明確にしています。

がん患者さんへの影響が最も大きい

抗がん剤治療や分子標的薬など、長期にわたって高額な医療が必要ながん患者さんにとって、高額療養費制度はまさに「命綱」です。今回の制度改定では、受診抑制による医療費削減効果として1070億円が見込まれており、これはすなわち、お金の問題で治療を受けられなくなる患者さんが増えることを意味しています。 Doc-net

医療費の不安から「治療をあきらめる」選択をしてほしくない。それが当院を開設した原点のひとつです。

当院にできること

うじな家庭医療クリニックでは、制度変更にかかわらず、以下の取り組みを通じてがん患者さんの経済的・身体的・精神的な負担を地域で支えてまいります。

  • キャンサーサバイバーシップ外来:がん治療後の生活の質を丁寧にサポート
  • 在宅・訪問診療:通院が難しい方のもとへ医師が伺います
  • がんゲノム検査(MGPT・APOA2-iT・PanLegza):より的確な治療選択のために
  • 外来化学療法:入院を最小限にし、日常生活を続けながら治療を
  • Mon ami と連携したターコイズ地域がんデー:地域全体でがん患者さんを支える

医療費に不安を感じている方へ

高額療養費制度の申請方法、限度額適用認定証の取得、社会的資源(傷病手当金・障害年金・がん患者サポート団体など)の活用については、外来でご相談いただけます。「まず話を聞いてほしい」だけでも構いません。

制度がどう変わっても、あなたの治療をあきらめさせない地域の拠点であり続けることが、うじな家庭医療クリニックの使命です。


監修:瀬尾卓司(総合内科専門医・がん薬物療法専門医・家庭医療専門医)

カテゴリ: /column/cancer/ 内部リンク候補: キャンサーサバイバーシップ外来、がんゲノム検査、訪問診療の各記事