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糖尿病について知ろう!診断と検査編
糖尿病は、脳梗塞や心筋梗塞、がんの原因にもなると言われている病気です。健診などで血糖値やHbA1cが基準を超えると、医療機関を探す方も多いでしょう。糖尿病治療はここ数年で目まぐるしく進化しています。当院では、エビデンスを重視し、やせ型の糖尿病、肥満型の糖尿病など、1人1人の状態に合わせた治療を行っています。
糖尿病の診断基準
糖尿病の診断は以下の基準に基づいて行われます。
- HbA1cが6.5%以上
- 空腹時血糖値が126mg/dL以上
- 75gブドウ糖負荷試験2時間後の血糖値が200mg/dL以上
- 任意の血糖値が200mg/dL以上で高血糖症状が明らかにある場合
糖尿病リスクが高い患者さん
以下の基準に該当する場合、糖尿病リスクが高いとされています。定期的な血糖検査が推奨されます。
- HbA1cが5.7%~6.4%
- 空腹時血糖値が100~125mg/dL
- 75gブドウ糖負荷試験2時間後の血糖値が140~199mg/dL
糖尿病の種類
糖尿病には1型と2型があり、さらに細分化されています。血糖値上昇の原因となる遺伝子やウイルス疾患が明らかになっています。また、妊娠中に血糖値が上昇した場合もリスクが高くなります。
糖尿病治療中に必要な検査項目
糖尿病と診断された場合、以下の検査が重要です。
- コレステロール検査
- 肝機能検査
- 尿中アルブミン検査
- 腎機能検査
1型糖尿病の場合、甲状腺疾患の合併があることがあるため、甲状腺ホルモンの測定も行います。また、膵臓の状態を確認するために腹部エコーも必要です。当院では、これらの検査を全て院内で行うことができます。
糖尿病の合併症
糖尿病は「し・め・じ」と覚えられる合併症が有名です。
- 神経:しびれ
- 眼:網膜症
- 腎臓:腎臓病
提携している眼科に適切に紹介いたします。
相談・受診のご案内
家族に糖尿病の家系がある、不安、健診で血糖が高いと言われた方は、いつでもご相談ください。糖尿病リスクを減らすための栄養指導や痩身外来も行っています。
糖尿病の予防と管理のために、定期的なチェックと適切な治療を心掛けましょう。ご不明点やご質問がありましたら、お気軽に当院までお越しください。