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増え続けている膵臓癌とその対策

膵臓癌は早期発見するのが難しく、症状出現時には進行しており完治が難しいがんとして知られています。

年々、膵臓癌の罹患者数や死亡率は増えてきています。https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/10_pancreas.html

がん検診にも膵臓癌健診というものは存在しておりません。

どうにかして早期発見する方法はないでしょうか?

日本や海外では様々な取り組みがされているので紹介させていただきます。

①尾道方式
広島県尾道総合病院の花田先生が行った膵癌健診です。
・家族に膵臓癌の家族歴がある
・糖尿病
・肥満
・喫煙
・大量飲酒
・慢性膵炎
ある場合には、腹部超音波検査を定期的に行い、がんの早期発見に努める。

②MD anderson Cancer Center
・家族に膵臓癌の家族歴がある
・CDKN2A/p16、STK11、PRSS1、ATM、BRCA1/2、PALB2、MMR、p53の遺伝子異常がある場合
家族が発症した10-20年前の年齢(例:父親が50歳で膵癌と診断→30-40歳から健診開始)
がある場合には、腫瘍マーカー、MRIなどの検査を毎年行う。

などが挙げられています。

当院でも膵臓癌の早期発見に努めるために、リスクがある方を漏れなく検査を行い、1人でも多くのかかりつけ患者さんを救えるように勤めていきます。

膵臓癌の家族がいる、糖尿病がある、肥満があるなどのリスクに当てはまる方はぜひともがん診療外来にご相談ください。