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💡 口腔粘膜でわかる!アルツハイマー型認知症の「体質リスク」検査
「将来、認知症になるのではないか」という不安を抱えている方は少なくありません。
当院では、アルツハイマー型認知症の発症リスクの傾向を、自宅で手軽に調べられる「APOE遺伝子検査」を提供しています。
ここでは、APOE遺伝子検査の概要と、検査結果をどう活かすべきかについてご説明します。
🧬 APOE遺伝子検査とは?
口腔粘膜(だ液)を採取するだけで、アルツハイマー型認知症の発症リスクに関わる遺伝子のタイプを調べることができます。
この検査で調べるのは、APOE(アポイー)という遺伝子です。
🔹 APOE遺伝子の役割
APOE遺伝子は、体内で脂質を運んだり、脳内の老廃物(特にアルツハイマー病の原因とされるアミロイド β)を処理したりするタンパク質(APOEタンパク質)を作る設計図です。
この遺伝子には主に ε(イプシロン)2型、ε(イプシロン)3型、ε(イプシロン)4型の3つのタイプがあり、どの型を持つかによってアミロイド $\beta$ の処理能力に違いが出ることが知られています。
🔹 リスクを左右する「ε(イプシロン)4型」
APOE遺伝子は両親から一つずつ受け継ぐため、2つの型の組み合わせで決まります(例: ε(イプシロン)3/ε(イプシロン)3型、ε(イプシロン)3/ε(イプシロン)4型など)。
特に、ε(イプシロン)4型を持っていると、そうでない人に比べてアルツハイマー型認知症を発症するリスクが高まるという研究結果が多く報告されています。
しかし、これはあくまでリスクの傾向(体質)であり、この型を持っているからといって必ず発症するわけではありません。
🏠 当院のAPOE遺伝子検査の特徴
1. 口腔粘膜で簡単・非侵襲的
当院で採用している検査は、綿棒のようなもので口の中の粘膜を採取する口腔粘膜(だ液)を用いた検査です。
痛みがなく、即日に採取可能です。
採血が苦手な方でも安心して受けていただけます。
2. 検査費用
当院では、このAPOE遺伝子検査を22,000円(税込)で提供しています。
※本検査は保険適用外の自費診療となります。
3. 遺伝子情報は一生涯変わらない
遺伝子のタイプは一生変わらない体質情報です。一度検査を受けて結果を知っておけば、将来の健康管理に役立てることができます。
⚠️ 検査結果の受け止め方:大切なのは「予防」
APOE遺伝子検査は、現在の認知機能の状態を診断するものではありません。
検査結果がもし「高リスク」だったとしても、必要以上に恐れることはありません。むしろ、早期の予防行動のきっかけとして活用することが最も重要です。
リスクを把握 →生活習慣を見直す→発症を遅らせる・リスクを低減する
認知症は、発症する10年以上も前から、脳内で変化が始まっていると言われています。リスクを知ることで、食事、運動、睡眠といった日々の生活習慣を積極的に見直し、健康寿命の延伸を目指しましょう。
当院では、検査結果に基づいた生活習慣改善のアドバイスも行っております。検査についてご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。