医療コラム

  1. HOME
  2. 医療コラム
 

COLUMN医療コラム

にんにく注射って効くの?

昨日のNHKドクターGはご覧になりましたか?ビタミンB1欠乏による脚気心が取り上げられていました。この飽食の時代にビタミン欠乏症なんて珍しいと思いがちですが、実は意外と身近な病気なのです。

ビタミンB群が欠乏すると、エネルギーを上手く利用できなくなり、疲労感が出たり、力が入りにくくなったりします。これって夏バテに似ていると思いませんか?

ビタミンBは水溶性ビタミンと呼ばれ、体内の水分に溶けた状態になっています。夏には利尿作用のあるきゅうりやスイカが美味しい季節ですね。さらに、暑さが増す中で水分をよく摂るようにと言われますが、これがビタミンが体外に流れ出る条件を整えます。ビタミンが少なくなり、食欲減退という悪循環に陥ることがあります。

採血でビタミンを測定して正常値であっても、いつもと比べて相対的に少なくなると元気が出ないものです。

にんにく注射の名前の由来は、ビタミン注射の「ダイビタミックス」の匂いがにんにくに似ていることから来ています。今年の夏も厳しい暑さが予想されています。ビタミン注射をして夏を乗り切りましょう!

当院では自費診療としてビタミン注射を行っております。お気軽にご来院ください。