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当院には妊娠した患者さんも来院されます。
発熱であったり、つわりであったりと症状は様々です。
出産や妊婦健診はできませんが、妊婦さんの内科疾患には対応しています。
今回はつわりの情報提供をさせてもらいます。
80%の妊婦さんが経験するのが妊娠悪阻と言われる吐き気・嘔吐です。ひどくなると嘔吐を繰り返し、体重減少が出てきます。
つわりの原因はβ-hCGという妊娠初期に出てくるホルモンが関連しています。10週くらいをピークにして20週くらいには下がってきます。
双子などではβ-hCGの産生が多くなるためつわりはひどくなる傾向にあります。
対策と治療
・ショウガが吐気対策になると言われています。生姜湯などを飲むと効果的なことがあります。
・食事を2時間おきくらいに小分けにして食べます。クラッカー、パンやご飯などはお腹が膨れやすく比較的食べやすいとされています。
・吐き気止めとしては、ビタミンB6が用いられることが多く効果的です。また、抗ヒスタミン薬など妊娠中でも安全に使用できる吐き気止めを処方することもあります。
メトクロプラミド、オンダンセトロン(日本では保険未承認薬)などを使用します。
・ビタミン剤や吐き気止めは点滴で入れることもできます。食事がとれないときなどはご相談ください。
つわりは必ず治まりますが、非常にしんどく、生活に支障が出ます。
当院では南区周辺の妊婦さんの健康も守っていきます!
妊娠しているけどみてもらえるか不安・・・と思った場合にはご連絡ください。
つわりがひどくて動けない・・・という時には自宅での往診点滴なども施行可能です。