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がん治療後に始めたい7つの習慣

がんの治療が一段落すると、「やっと終わった」という安堵とともに、「この先どう生活すればいいんだろう」という不安を感じる方は少なくありません。治療後の生活習慣は、再発リスクや心臓・血管の健康、そして毎日の体調に大きく影響します。世界のがん研究機関が推奨するエビデンスをもとに、今日から少しずつ始められる7つの習慣をご紹介します。

習慣
 1

定期的な運動を生活に取り入れる

150分を目安にウォーキングや水泳などの有酸素運動を。乳がん・大腸がんでは再発リスクの低下や倦怠感の改善が報告されています。「激しい運動」でなく、無理のない範囲で続けることが大切です。

 

習慣
 2

植物性食品を中心とした食事にシフトする

野菜・果物・全粒穀物・豆類を意識して増やし、赤肉・加工肉・超加工食品を減らしましょう。世界がん研究基金(WCRF)のがんサバイバー向け指針でも推奨されている食事パターンです。

 

習慣
 3

適正体重を維持する

肥満は複数のがん種で再発・死亡リスクと関連することが示されています。治療後は体重が変化しやすい時期でもあるため、食事と運動を組み合わせた無理のない体重管理を心がけましょう。

 

習慣
 4

禁煙・節酒を徹底する

喫煙を続けると二次がんや心血管疾患のリスクが明確に高まります。飲酒も乳がん・大腸がんの再発との関連が指摘されています。治療後こそ、この2つを見直す大きなチャンスです。

 

習慣
 5

心血管リスクを定期的にチェックする

化学療法・放射線療法・免疫療法は心臓や血管にも負担をかけることがあります。最新の研究では、治療後の心不全リスクが予想以上に高い可能性が示されています。血圧・脂質・血糖の定期的な管理が重要です。

 

習慣
 6

こころのケアにも目を向ける

がんサバイバーの3040%が不安や抑うつを経験するといわれています。一人で抱え込まず、マインドフルネスやピアサポート、必要に応じて専門家へのご相談も選択肢に入れてください。

 

習慣
 7

かかりつけ医と長期フォローアップの計画を立てる

再発のサイン・二次がん・治療の晩期障害など、治療後も継続的な観察が必要な項目はたくさんあります。専門病院だけでなく、地域のかかりつけ医と連携したサバイバーシップケアプランを持つことが理想です。

 

当クリニックにできること

うじな家庭医療クリニックでは、がん治療中はもちろん、治療が終わった後の「その先の生活」を一緒に考えることを大切にしています。

定期的な血圧・脂質・血糖のチェック、心臓の症状への早期対応、栄養・運動に関するご相談、そして必要に応じた専門科への紹介まで、幅広くサポートします。「治療が終わったから通院しなくていい」ではなく、治療後こそかかりつけ医との関係が重要です。

「最近体がだるい」「治療後から血圧が気になる」「食欲がなかなか戻らない」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。一緒に、治療後の毎日を整えていきましょう。

 

【参考】World Cancer Research Fund (WCRF) Cancer Survivor Recommendations / American Cancer Society Guideline for Diet and Physical Activity