医療コラム

  1. HOME
  2. 医療コラム
 

COLUMN医療コラム

がん予防のためにできる5つのこと

こんにちは、がん相談外来医師の瀬尾卓司です。今回は、がん予防のために実践できる5つの生活習慣についてお話しします。日常生活に少し工夫を加えることで、がんのリスクを減らしましょう。

1. 禁煙する

タバコは肺がん、喉頭がん、膀胱がんなど、さまざまな種類のがんのリスクを高めます。受動喫煙でも同様にリスクが増加します。タバコをやめる、タバコの煙から遠ざかることが重要です。禁煙サポートも行っていますので、お気軽にご相談ください。

2. 健康的な食事を心がける

フルーツや野菜、全粒穀物、豆類を積極的に摂取しましょう。動物性脂肪や加工肉の摂取は控えめにし、アルコールもほどほどに。地中海料理はがんリスクを減少させると言われています。当院では管理栄養士による食事指導も行っておりますので、ご相談ください。

3. 適切な体重と適度な運動

適切な体重を維持することで、乳がんや大腸がんなどのリスクを減らせます。週に150分の有酸素運動や75分の強度の高い運動を目指しましょう。当院では、ダイエット外来も実施していますので、運動や体重管理に関するご相談もお待ちしています。

4. 紫外線を避ける

紫外線は皮膚がんのリスクを高めます。午前10時から午後4時の間は特に注意し、日焼け止め(SPF30以上)をこまめに塗りましょう。サングラスや帽子、日傘も活用してください。当院の2階にあるKYPROSでは、肌に優しい日焼け止めクリームをご用意していますので、ぜひご利用ください。

5. ワクチンを打つ

B型肝炎やHPVワクチンは、肝臓がんや子宮頸がんの予防に効果的です。男性も女性も積極的にワクチン接種を検討しましょう。当院でワクチン接種のご相談を承っています。

がん予防についてさらに知りたい方や、個別のご相談をご希望の方は、ぜひがん相談外来の予約をお取りください。お待ちしています。


このブログ記事が、皆さんの健康維持の一助となれば幸いです。