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「健康のために少しだけ…」そのお酒、本当に大丈夫?
こんにちは、うじな家庭医療クリニックです。
広島市南区で内科・総合診療を行う当院には、「健康診断で肝機能が悪かった」「最近飲酒の量が気になる」といったご相談が増えています。
そんな中、「アルコールとがんの関係」について知っておくことは、皆さまの健康を守る上で非常に大切です。
がん予防や生活習慣病の改善を目指す方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
アルコールはがんのリスクを高めます
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の報告によると、新たに発症するがんやがんによる死亡の5~6%が、アルコール摂取に関連していることがわかっています。
アルコールとの関連があるがんの種類:
口腔・咽頭がん
食道がん
肝臓がん
乳がん
大腸がん
(可能性が高いとされる)膵臓がん・胃がん
飲酒の種類(ビール・ワイン・日本酒・焼酎など)にかかわらず、すべてのアルコールが発がんリスクを高めることが研究で示されています。
「たしなむ程度」でも油断は禁物です
「お酒をたくさん飲む人だけが注意すればいい」と思われがちですが、実は1日1杯以下の少量の飲酒でも、がんのリスクは増加することがわかっています。
特に女性では、少量のアルコールでも乳がんのリスクが高まることが複数の研究で示されています。
健康のためにできることは?
うじな家庭医療クリニックでは、患者さんの生活習慣全体を見ながら健康をサポートしています。飲酒習慣の見直しも、がんや生活習慣病の予防に直結する大切なポイントです。
Mayo Clinicの推奨する飲酒の目安:
女性:1日1杯まで
男性(65歳以下):1日2杯まで
男性(65歳以上):1日1杯まで
しかし、がんの予防や再発防止の観点からは、できるだけ飲酒を控える、または完全にやめることが勧められています。
当院でできること
健診結果に基づいた飲酒リスクの説明
肝機能検査や脂質・血糖管理
がんリスクに関する生活習慣指導
必要に応じた専門医への紹介
まとめ:お酒との上手な付き合い方を一緒に考えましょう
アルコールは生活の楽しみのひとつである一方で、がんや肝疾患のリスクを高める明確な要因でもあります。
うじな家庭医療クリニックでは、一人ひとりに合った無理のない健康習慣の改善をサポートしています。
「最近お酒が増えたかも…」「がん家系だから心配」
そんなお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
📍 うじな家庭医療クリニック|広島市南区宇品の内科・がん診療・健康相談
🚶 宇品三丁目駅より徒歩5分
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