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こんにちは。広島市南区にある うじな家庭医療クリニックです。
「自分はまだ若いから、がんなんてまだ関係ない…」そう思っていませんか?
実は、がんは中高年だけの病気ではありません。子宮頸がんや卵巣がんなどの婦人科がんは、20〜30代の女性にも発症しますし、早期に気づくことができれば、治療の選択肢も広がり、完治の可能性も高まります。
本日は、女性が見逃してはいけない「がんの兆候」10選をご紹介します。どれも日常の中で気づけるものばかりです。ひとつでも当てはまる方は、ぜひ早めにご相談ください。
✅1. 不正出血(生理以外の出血)
閉経後の出血
生理と関係ない時期の出血
性交時やその後の出血
これらは子宮頸がんや子宮体がんの初期症状のことがあります。
✅2. 乳房のしこりや変化
乳がんは、自分で見つけるケースが多いのをご存じですか?
胸やわきの下の「しこり」
乳頭からの分泌物
乳頭のへこみ、ただれ
皮膚のひきつれ、へこみ
少しでも気になったら、当院での乳腺エコーや専門機関への紹介が可能です。
✅3. 原因不明の体重減少(半年で5kg以上など)
ダイエットしていないのに体重が減る…。これは消化器系や婦人科系のがんのサインであることがあります。
✅4. 血の混じったおりもの・異常なおりもの
悪臭がある、色が濃い、血が混じる…。それ、子宮や膣の病変の可能性も。感染症と誤認しやすいので注意しましょう。
✅5. 疲れが取れない、常にだるい
「最近疲れやすいな…」と思っていても、生活習慣のせいと決めつけていませんか?慢性的な倦怠感は、がんによる貧血や代謝異常が原因の場合もあります。
✅6. 食欲不振や「すぐ満腹になる」感覚
最近食べる量が減った
食べたくないのに痩せてきた
少量でお腹いっぱいになる
これは卵巣がんや胃がんに見られることもあります。
✅7. 長引く吐き気や胃もたれ
「ストレスかな」「疲れかな」と思っている胃の不快感。実は婦人科がんや胃がんが隠れているケースもあります。
✅8. 下腹部の痛み・張り感が続く
月経痛と思って放置しがちな下腹部の痛み。2週間以上続く場合は要注意です。子宮体がんや卵巣がんのサインのことも。
✅9. 頻尿・残尿感・骨盤の圧迫感
急にトイレが近くなった
尿が出にくい
骨盤に違和感がある
これも婦人科がんや骨盤内の病変が原因のことがあります。
✅10. 排便習慣の変化(便秘・下痢)
突然便秘がひどくなったり、逆に下痢が続いたり…。腸に腫瘍ができると、便の形や回数が変わることがあります。
🔍 まとめ:早期発見がカギ!「2週間以上続く症状」は必ず相談を
「たまたまかな?」「疲れてるだけかも」とスルーしてしまいがちですが、2週間以上同じ症状が続くときは必ず受診を!
当院では、
女性医師による診察日
近くの婦人科(ゆきレディースクリニックなど)・乳腺クリニック(ゆめみなみ乳腺クリニックなど)との密な
乳がんエコー(当院の女性検査技師)
生活習慣病とがんの関連チェック(HbA1c、体重変化など)
など、女性の健康を守る診療に力を入れています。
📍うじな家庭医療クリニックは、こんな方におすすめ
仕事や育児で忙しくても、信頼できるかかりつけ医を持ちたい女性
家族の病気も一緒に相談したい方(小児〜高齢者まで対応)
女性特有の症状を相談しづらい…という方
がん専門医が在籍している当院にご相談ください。