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【ビタミン不足とうつ症状の関係】 ― うじな家庭医療クリニックでは医療グレードのサプリを販売しています ―

■「気分が落ち込む」は体のサインかもしれません

秋から冬にかけて、「やる気が出ない」「疲れが取れない」「朝起きられない」といった症状を訴える方が増えます。
うつ症状というと“心の問題”と思われがちですが、実は体の中の栄養バランス、特にビタミンB群とビタミンDの不足が深く関係していることが分かっています

Vitamin Deficiency and Depressi…


■ ビタミンB群と脳の働き

ビタミンB6、B12、葉酸は、脳内で「ホモシステイン代謝」と呼ばれる経路に関与しています。
この経路は、**神経伝達物質(セロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリン)**を作るための土台。
不足するとホモシステインが蓄積し、脳の神経細胞を傷つけ、気分の不安定や集中力の低下を引き起こします

Vitamin Deficiency and Depressi…

また、これらのビタミンはストレス耐性にも関係しており、不足するとストレスを処理するホルモン(コルチゾール)のバランスも崩れやすくなります。


■ ビタミンDと「心の天気」

ビタミンDは、脳内のセロトニン合成を促す働きがあります。
日光を浴びることで体内で作られるため、「日光ビタミン」とも呼ばれます。
しかし現代では屋内勤務や日焼け止め使用、外出制限の影響で、慢性的な不足が増えています。

ビタミンDには以下のような働きがあります

Vitamin Deficiency and Depressi…

  1. カルシウムバランスを整える

  2. 抗酸化遺伝子を活性化する

  3. セロトニンを作り出す

  4. 炎症を抑える

  5. ミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)を保護する

これらの働きが低下すると、脳の疲れや炎症が進み、「心の元気」まで奪われてしまいます。


■ 食生活とうつの関係

ビタミンの不足は食事内容とも密接に関係しています。
加工食品・糖質・脂質の多い「西洋型食生活」では、ビタミンB群やDが不足しやすく、うつ病リスクが高まることが示されています。
一方で、魚・野菜・ナッツ類を中心とした「地中海式食事」は、うつ病を予防し、気分の安定にも良い影響を与えることがわかっています

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■ サプリメントによるサポート

論文では、抗うつ薬とビタミンB群・Dの併用でうつ症状の改善や再発予防に有効であると報告されています

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特に以下のような方には、ビタミン補給が推奨されます。

  • 日光を浴びる時間が少ない方

  • 食生活が不規則な方

  • 長期のストレス・疲労感を感じる方

  • 更年期やホルモン変動により気分の不安定がある方


■ 当院での取り扱いサプリメント

うじな家庭医療クリニックでは、医師監修のもと、医療グレードのビタミンサプリメントを販売しています。

🌞 ビタミンDサプリメント

  • 日光不足による欠乏を補い、骨・免疫・脳の健康をサポート

  • 抗うつ効果を示唆する研究も多数

  • 1粒で1日分の必要量をしっかり補給

💊 ビタミンBコンプレックス

  • B6・B12・葉酸などを最適バランスで配合

  • 神経伝達やエネルギー代謝を整え、ストレスに強い体づくりを支援

  • 集中力・睡眠の質・疲労回復にも


■ 医師からのメッセージ

「うつ」は心だけでなく、体の栄養状態のサインでもあります。
栄養・生活・環境をトータルに見直すことで、薬に頼りすぎない心身の健康が目指せます。
当院では血液検査でビタミン状態を確認し、最適な栄養補給をご提案しています。