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【いびき・眠気に要注意】睡眠時無呼吸症候群とは?|広島市南区 うじな家庭医療クリニック

◆こんな症状、ありませんか?

  • 寝ているときに「呼吸が止まっている」と言われたことがある

  • 日中に強い眠気やだるさを感じる

  • 朝起きてもスッキリしない

  • 集中力が続かず、仕事中や運転中にウトウトしてしまう

  • 大きないびきをかく

これらに心当たりがある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。


◆睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、眠っている間に呼吸が何度も止まる病気です。呼吸が止まることで、血中の酸素が減り、体に大きな負担がかかります。

放置すると以下のような合併症のリスクが高まります:

  • 高血圧

  • 心筋梗塞・脳卒中

  • 糖尿病

  • 交通事故(居眠り運転)


◆原因は?

最も多いのは、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」と呼ばれるタイプで、喉の空気の通り道(気道)が睡眠中に塞がることが原因です。
特に、以下のような方はリスクが高いとされています:

  • 肥満の方

  • 首が太めの方

  • アルコールをよく飲む方

  • 鼻づまりがある方

  • あごが小さい方


◆どうやって診断するの?

当院では、ご自宅でできる簡易検査や、必要に応じて専門医との連携による精密な睡眠検査(PSG)のご案内が可能です。

睡眠中の呼吸状態や酸素濃度、いびきの有無などを確認することで、正確な診断が行えます。


◆治療法について

症状の程度により、以下のような治療を行います:

  • CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
     鼻に装着したマスクから空気を送り、気道の閉塞を防ぐ方法。
     保険適用となる治療で、多くの方に効果的です。

  • マウスピース治療
     軽症~中等症の方に有効。歯科医師と連携して治療を行います。

  • 生活習慣の見直し
     減量・禁煙・飲酒の制限・睡眠姿勢の改善が基本です。


◆放っておかないで!交通事故や心筋梗塞の原因にも

SASは、自覚症状が少ないまま進行することがあります。
朝の寝起きの悪さや、日中の眠気を「疲れのせい」と放置していると、大きなリスクにつながる可能性も。

気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。
当院では、簡易検査の実施・治療のご案内が可能です。


◆参考になる信頼できる情報はこちら


◆まとめ

いびきや眠気は、からだからのサインかもしれません。
放置せず、早めの受診で、快適な毎日を取り戻しましょう。


📍うじな家庭医療クリニック(広島市南区)では、睡眠時無呼吸症候群に関する診療・検査を受け付けています。
公式LINEやお電話からもご相談可能です。