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「痩せられない…」と悩む糖尿病患者さんへ

~新しい選択肢『チルゼパチド』で本気の体質改善を~

「食事も運動も頑張っているのに、体重が減らない」
「HbA1cが下がらない」
そんなお悩み、ありませんか?

うじな家庭医療クリニックでは、2型糖尿病や肥満症のある方に向けた、最新の保険診療による体重管理治療を提供しています。


◆ 注目の「チルゼパチド(商品名:マンジャロ)」とは?

2023年に日本でも保険適応となった「チルゼパチド」は、GLP-1とGIPという2つのホルモンを同時に活性化する“デュアルアゴニスト”という全く新しいタイプの治療薬です。

これまでのGLP-1単独治療(例:セマグルチド)よりも強力な体重減少と血糖コントロールが可能とされており、今もっとも注目されている薬剤の一つです。


◆ NEJM(米国医学誌)にも掲載された科学的効果

2025年に掲載された世界的医学誌NEJMの臨床試験では、チルゼパチドの体重減少効果が次のように報告されました:

  • 体重平均減少率:-20.2%(セマグルチドでは -13.7%)

  • 10%以上の減量に成功:81.6% vs 60.5%

  • 25%以上減量に成功:31.6% vs 16.1%

  • 腹囲の減少:-18.4cm vs -13.0cm

これまで「やせにくい体質だから仕方ない」とされていた方にとっても、大きな変化が期待できます。


◆ 糖尿病治療薬として、保険診療で処方できます

「チルゼパチド(マンジャロ)」は、2型糖尿病をお持ちの方に対して、保険診療で処方可能です。

次のような方に特におすすめです:

  • BMIが高く、生活習慣改善だけでは体重が減らない

  • インスリンや内服薬でも血糖コントロールが不十分

  • 肝機能異常・高血圧・脂質異常症などの合併症がある

  • 減量によって病気の進行を防ぎたい

体重を減らすことで、血糖値の改善、脂質異常、高血圧、脂肪肝、睡眠時無呼吸などの改善にもつながります。


◆ 注意点と副作用について

副作用としては、主に消化器症状(吐き気・便秘・下痢など)が報告されていますが、多くは軽度で一過性です。
また、低血糖のリスクはインスリンやSU剤を併用している方以外では比較的低いとされています。

個別の状況に応じて、医師が丁寧に用量設計とモニタリングを行いますので、安心してご相談ください。


◆ 医師からのメッセージ

「やせたいけど、もう無理だと思っていた」
「食事療法も運動療法も、ずっと頑張ってきた」

そんな患者さんにこそ、この新しい選択肢をご提案したいと思います。
糖尿病治療の目標は、数値の改善だけでなく、生活の質(QOL)を上げること
当院では、あなたに合った最適な治療法を一緒に考えます。


📍 ご相談・ご予約はこちら

  • 医療法人 うじな家庭医療クリニック(広島市南区)

  • 電話:082-256-4500

  • 診療時間:8:30〜17:30(月〜日)

  • ご予約・お問い合わせは公式サイトまたは[LINE公式アカウント]よりどうぞ。


【まとめ】

「減量が難しい」「治療に限界を感じている」
そんなときこそ、保険診療で使える新しい武器=チルゼパチドの出番かもしれません。

どうか、あきらめないでください。
うじな家庭医療クリニックが、あなたの変化を全力でサポートします。