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遺伝性腫瘍が心配な方へ
多遺伝子パネル検査(MGPT)を
提供開始しました
うじな家庭医療クリニックでは、遺伝性のがんリスクを調べる血液検査(MGPT)を自費診療にて導入しました。かかりつけ医として、あなたの「知りたい」に寄り添います。
「家族にがんが多いけど、自分は大丈夫かな」
「がん治療が終わったけど、遺伝的な体質が気になる」
そんな思いを抱えている方は、意外と多くいらっしゃいます。遺伝的なリスクを「知ること」は不安を増やすためではなく、自分と家族を守るための力になります。まずは気軽にご相談ください。
多遺伝子パネル検査(MGPT)とは?
MGPT(Multi-Gene Panel Testing)は、遺伝性のがんに関わる複数の遺伝子を一度の採血で網羅的に調べる検査です。これまで個別に行っていたBRCA1・BRCA2(乳がん・卵巣がん)の検査に加え、大腸がん(リンチ症候群)・膵臓がん・前立腺がんなど、20種類以上のがん種に関連する遺伝子をまとめて確認できます。
当院が導入しているのは、マクロジェン・ジャパン社の Axen™ MGPTシリーズ。CAP認証(米国病理医協会)・ISO認証を取得した信頼性の高い検査機関で実施されます。検出できる変異のタイプは、一塩基変異(SNV)・挿入欠失(InDel)・コピー数変化(CNV)と幅広く対応しています。
こんな方にお勧めします
- ご家族(親・兄弟・祖父母)にがんの方が複数いる
- 若い年齢でがんと診断されたご家族がいる
- 乳がん・卵巣がん・大腸がん・膵臓がんの家族歴がある
- がん治療を終えて、ご自身の遺伝的背景を詳しく知りたい
- 将来の健康管理をより積極的に進めたい
検査の流れ
家族歴や既往歴をもとに、検査の適否をご一緒に確認します。造血器腫瘍の既往・骨髄移植歴がある方は実施できない場合があります。
院内での採血のみ。体への負担はほとんどありません。採血管は当院にてご用意します。
陽性・陰性・意義不明変異(VUS)のいずれかをご報告します。結果の意味をわかりやすくご説明し、今後の健康管理プランをご相談します。
VUSは5年ごとに再解析・再報告
BRCAが心配な方へ ── 保険適用の可能性もあります
家族歴の内容によっては、BRCA1/BRCA2検査が保険適用になる場合があります。その際は、当院が連携している 県立広島病院 ゲノム診療科へご紹介いたします。
「保険が使えるか、自費になるか」——まずは受診時に家族歴をお聞かせください。かかりつけ医として、あなたに合った最適な受診先を一緒に考えます。
連携先:県立広島病院 ゲノム診療科
検査結果が出たら
「陽性」という結果が出ても、それはすぐに「がんになる」ことを意味するわけではありません。将来のリスクを知り、早期発見・予防に活かすための情報です。
当院では結果に応じた丁寧な説明と、必要に応じた専門機関へのご紹介を行っています。遺伝のことは複雑で、不安になることもあると思います。でも「知ること」は、自分と家族を守る力になります。
まずはお気軽にご相談ください
検査が必要かどうかも含めて、一緒に考えます。かかりつけ医として、あなたのペースに寄り添います。
診察時間内にお気軽にご相談ください